#0079/9999 Q&A集 ★タイトル (88VAUSER) 95/11/01 00:00 (107) 9.4 テキストBIOSで文字表示した時スクロールしないのですが? ★内容 PC−EngineのSHELLやBASICではテキスト画面はスクリーンエディ タBIOSが管理しています。この場合は、テキストBIOSの使用に制限がつきま す。以下にその制限を示します。 この制限によると、テキストBIOSの「1文字表示(00h、01h)」「文字 列表示(02h)」等は使用できないことになります。それで、これらのファンクショ ンを使用して文字表示を行なうとスクロールしないといったことが起こります。 ただ、PC−Engineの普通の(常駐しない)ソフトがテキストBIOSのファ ンクションを使って文字表示するのは問題ないようです。実際、エラーメッセージや ヘルプメッセージ等の表示はテキストBIOSの「文字列表示(02h)」で行なう のが一般的です。しかし、常駐ソフトが常駐したルーチンで以下に制限したファンク ションを使うと問題があるようです。BASICで使う場合も問題があります。 「PC−88VAテクニカルマニュアル」 88VAユーザーズクラブ版 6.17.3より引用・加筆 ============================================================================ 1)SCREDIT(スクリーンエディタBIOS)を使用する際、使ってはいけ ないTEXT−BIOS機能 (1) メインスクリーンに対して使用してはいけない機能 ○文字表示機能 ・ChPut (00h) − ScrOutC(SCREDIT:05h)を使用すること ・LitOut (01h) − ScrOutL(SCREDIT:06h)を使用すること ○文字列操作機能 ・PutStr (02h) ○スクロール機能 ・Index (0Dh) ・Rindex (0Eh) ・ScrollV ・ScrollH(10h) ○デリート機能 ・DelLine(13h) ・DelChr (14h) ○インサート機能 ・InsLine(15h) ・InsChar(16h) ○CLS機能 ・EraScn (17h) ・EraLin (18h) ・EraBuf (19h) (2) 使用してはいけない機能 ○TV−RAMのアロケート ・AllocFB(1Ch) − InitScr時、規定値に設定されるのみ ○分割画面のセット ・SpltScn(1Dh) − InitScr時、規定値に設定されるのみ ただし、実表示画面の高さ等は、AlcSysLによって変更される。 ○CRTモード指定機能 ・CRTCtl (24h) − ChgSModを使用すること 2)SCREDITを使用する際、使用可能なTEXT−BIOS機能 ○文字列操作機能 ・PutTxt ・GetTxt ○アトリビュート制御機能 ・SetAtr (05h) ・SetAtr2(06h) ・SetColor(07h) ○カーソル位置指定機能 ・Locate (08h) ・GoUp (09h) ・Godown (0Ah) ・Goright(0Bh) ・Goleft (0Ch) ○タブ位置設定機能 ・SetTab (11h) ・ResTab (12h) タブ位置の設定は可能だが、SCREDITにおけるタブコードの処理は TEXT−BIOSとは、独立に行われるためこの設定にはしたがわない。 ○座標変換機能 ・GetAddr(1Ah) ○カレントスクリーンの変更 ・ChCScn (1Bh)− 対象となるサブスクリーンは、#0と#1 ○ユーザ定義文字 ・SetFont(21h) ・DelFont(22h) ・GetFont(23h) ============================================================================ <<< end of article >>>