#0065/9999 Q&A集 ★タイトル (88VAUSER) 95/11/01 00:00 ( 80) 8.1 VAで音楽を楽しみたいのですが ★内容 VAのコンプミュージックでは主に内蔵音源とMIDI音源の2つが盛んですが、 ここではVAの内蔵音源の楽しみ方を簡単に述べたいと思います。 ---------------------------------------------------------------------------- VAは初代VAでFM音源3音+SSG音源3音、VA2/3や初代VA+サウ ンドボード2(以下SB2)ではFM音源6音+SSG音源3音+リズム音源+A DPCM音源(サンプリング)といった多彩な内蔵音源をもっています。 これを使って曲を作ったりすることが可能なのですが、それにはいろいろな方法 があります。もっとも初歩的なのが V3-BASIC を使ってプログラムを組むことでし ょう。しかし内蔵音源の機能をフルに生かした曲を作るには少々役不足の感があり ます。 そこでお薦めしたいのは各種ミュージックドライバを使って曲を作成したり、聞 いたりすることです。作成にあたっては、各音源の能力をフルに発揮でき、いろい ろな機能を使うことによって作成が容易になるなどの利点があります。また聞くと いう点でもDOSのバックグラウンドで曲をならせる、視覚的に楽しめるソフトな どもある、といった利点もあります。データの作成にあたってはエディタが必要と なりますが、VAの内蔵エディタでも充分です。 VAでは以下のようなミュージックドライバがPC―VANで手に入り、使えま す。なお機能の詳細は各ソフトのドキュメントを参照してください。 MDRV2…VAクラブ内の88MUSICボードで多くのデータをもつドライバ です。データはVAだけでなく他の88シリーズ、98、X1などで も聞くことができます。VA用の名称は MDRVVA です。 3-4 88MUSICボードの 7323-7334 に Rel.1.23 があります。 MXDRV…X680x0 シリーズでよく使われているドライバです。 3-5 プログラムボードの 4866-4882 に Ver.2.06 があります。 PMD …ソフトメーカーにおいても使用実績のあるドライバです。 7-3 MUSICOSLの 104 に Ver.4.5C があります。 FMP …98で多くのデータが作成されているドライバです。PC―VANで は SIG GAME MUSIC(GAMEMUSIC)に多くのデータが蓄積 されています。残念ながら Ver.3.59z よりあとのヴァージョンで作 られたデータはVAでは現在聞くことが出来ません。 3-4 88MUSICボードの 6823 に98版 Ver.3.59z のパッチが あります。 なお98版 Ver.3.59z は SIG IBMクラブ(IBMCLUB)のOSL 7-7 J−3100/その他の 16 などにあります。 このなかでVAクラブ内で現在最もポピュラーに使われているのがMDRV2で しょう。主な機能としてはVA2/3または初代VA+SB2ではFM6音+SS G3音+リズムの同時発音にくわえ、ADPCMによる同期演奏(通常はドラムス に使います)が可能になっています。VAクラブ内の88MUSICボードのデー タのほとんどが、このMDRV2によって作られています。またMDRV2でのデ ータの作成をサポートするプログラムもあるので、VAで音楽を楽しむのに最適と いえるのではないでしょうか。 なお、MDRV2の関連プログラムの一部をあげておきます。 MDDISP…演奏状態表示&演奏ファイルセレクタソフト。 3-4 88MUSICボードの 7398-7400 に Ver.0.89 があります。 MDZ …シナリオプレーヤ。 3-4 88MUSICボードの 6887-6888 に Ver.2.11b があります。 RCOMP …MDT ファイル→ MD2 ファイルへの逆コンパイラ。 3-4 88MUSICボードの 6811,6817 に Ver.2.11 があります。 残念ながら現在のヴァージョンでは MDRVVA Rel.1.23 で作成され たデータの逆コンパイルはできません。可能なのは Rel.1.18まで です。 PCMDTM…MDRV2のADPCMデータ。 7-3 MUSICOSLの 90 にあります。 PCMDTZ…MDRV2のADPCMデータ。 7-3 MUSICOSLの 71 にあります。 ---------------------------------------------------------------------------- それではVAでの音楽の世界を存分に楽しんでください。 <<< end of article >>>